薬局によって経験できるがん種が違う

高度薬学管理の実現には個人の努力と組織の実践力が必要

川嶋 巌
2020年入社/勤務薬剤師(神奈川県内店舗)
他社調剤薬局勤務、独立開業を経験した後、日本調剤に入社。
外来がん治療認定薬剤師。
高度認定資格を
活かすために
必要なこと
  • 薬剤師が学び続けられる環境が整っていること
  • 質の高い医療を提供したいという使命感と実践力のある企業であること

大きな組織力による安心感、薬剤師をサポートする体制に惹かれました

前職ではどのような仕事をしてきましたか?

新卒の就職活動の時は他の調剤薬局を選びましたが、実は新卒のときから日本調剤には興味がありました。新卒で入社した調剤薬局では、幅広い診療科の調剤業務に携わり店舗責任者兼管理薬剤師をさせていただき経験を積ませていただきました。その後、目標であった独立開業をしたのですが、調剤報酬改定や新型コロナの影響もあり残念ながら薬局を閉じることになり日本調剤に就職しました。

日本調剤を選んだ理由を教えて下さい。

理由は3つあります。まず、大きな組織力による安心感、薬剤師をサポートする部署があるなどの体制がしっかりしていること、次に、認定・専門薬剤師を支援する環境や資格を取得した後も実際に専門性を発揮できる環境があること、さらに、薬剤師としての今までの自分のキャリア、スキルを評価され、それらを活かせる仕事を任せていただけると思い日本調剤に決めました。

入社してからの日本調剤の印象はいかがですか?

日本調剤の、より質の高い薬物療法を患者さまへ提供しようとする使命感の高さと、それを実践させる行動力や実行力の高さ、それを支える会社のサポート体制の充実さは他の追随を許さないほどレベルが高いと思います。例えば、今の店舗は大学病院の門前ということもあり重い疾患の患者さまが多く来局されるのですが、薬剤師だけではなく医療事務も患者さまとの関わり方を良く勉強されていて、店舗全体で患者さまをサポートする体制があると感じました。

外来がん治療認定薬剤師が必要とされるやりがいを感じた

今の仕事内容を教えて下さい。

大学病院の門前の店舗に勤務しています。高度薬学管理が必要な疾患の患者さまが多く、固形がんに加え悪性リンパ腫など血液がんまで多岐に渡るがん種の処方せんを応需しており、外来がん治療薬剤師として専門性の高い内容の服薬指導をおこなう機会も多いです。また、病院薬剤師の先生方と連携会議も定期的に開催されていて、私も参加させていただいております。
また、在宅医療にも積極的に携わっており、店舗に備え付けられている無菌調剤室で、難病指定されているヒルシュプルング病の乳幼児に対する高カロリー輸液の調製をおこなっています。

外来がん治療認定薬剤師としてやりがいや新しい発見はありますか?

多くのがん種の処方せんを応需している薬局ですので、前職では関わってこなかった医薬品に触れることが多いです。これまでセミナーや学会等で得た知識を服薬指導で実践でき、副作用の予防や早期発見、早期対応、治療方針の提案などに結びつけられる業務環境にやりがいを感じていますね。がんの薬物治療では、普段目にすることが少ない用量や用法になることがあります。例えば非常に高用量のステロイドの処方。添付文書だけを見ると疑義照会をしてしまうような量ですが、がん治療の知識があれば自信を持って患者さまに説明ができます。

通常とは違う使い方、知識がないと説明が難しいですね。

そうなのです。もし薬剤師に知識が無く不安そうに説明をしていたら患者さまにも伝わってしまうもので、きちんと薬を飲んでくれないことにも繋がってしまいます。以前よりも通院でがん治療をおこなう患者さまが多くなっていますから、薬剤師がきちんと専門的な知識を持つことは多くのがん患者さまの治療効果を高めるために必要だと思います。

薬局の高度薬学管理は、薬剤師ひとりの努力の範疇を超えている

日本調剤の教育制度はいかがですか?

教育制度は非常に充実しています。会社によっては新卒入社時の教育制度はあるものの、2年次以降は個人に任せてしまう会社も多いのではないかと思います。もちろん日本調剤でも個人の研鑽は必要ですが、会社としてどの経験年数の薬剤師にも更にスキルを上げるための教育制度や研修制度が用意されており、薬剤師の質を落とすことなく、成長を続けられる環境があると感じます。

日本調剤の高度薬学管理への取り組みはどう思いますか?

薬局で求められる高度薬学管理は、薬剤師ひとりの努力の範疇を超えてきていると思います。もちろん薬剤師個人のスキルアップも欠かせませんが、組織全体で患者さまのために高度薬学管理を目指していくという強い意思を示し体制や環境を整えることが必要だと感じています。日本調剤では高度薬学プロジェクトによる研修や認定取得制度の他に、病院や地域との連携に積極的に取り組む環境や店舗づくりをしており、働く薬剤師一人ひとりが意識を持つことでしっかりと専門性を発揮できる環境があると思います。

今後どのようなことにチャレンジしてみたいですか?

外来がん治療認定薬剤師の資格が活かせる取り組みの一つに、腎機能を重視した用量監査や用量提案があると思います。腎機能が悪化している患者さまには抗がん剤も減量する必要がありますし、逆に抗がん剤によって腎機能が悪化した場合、併用薬の用量も減量する必要が出てきます。がんの患者さまは腎機能の数値なども変動しやすいので、その時の身体の状態にもっとも適した服用量を確認し提案できるように、腎臓病薬物療法認定薬剤師の資格にもチャレンジしてみたいです。また、自分の勤務する店舗には無菌調剤室がありますので、緩和医療を受けられている患者さまのオピオイドの無菌調製などもおこなえるようになりたいです。

転職を考えている方に一言

認定を取得してもその後の業務に活かす機会が無く、せっかくの資格を活かしきれていないと感じている方もいらっしゃると思います。認定は取得することが目的ではなく、得た知識を実際の現場で活かすことが大切です。その点、日本調剤には学んだ知識を活かせる環境が整っています。私自身も入社した直後からがんの患者さまや病院との連携に携わることができていて、会社が自分を必要としてくれていると感じました。このように一人ひとりを大切にし、それを患者さまへ質の高い薬物療法の提供に繋げるという会社の理念が随所に感じられますので、おすすめの会社です。