2012.10.18(木)

PR

在宅医療における迅速な連携をサポート<在宅コミュニケーションシステム構築>

全都道府県で調剤薬局チェーンを展開している日本調剤株式会社(代表取締役社長:三津原博、本社:東京都千代田区、東証1部)は、在宅で療養される患者さまへの在宅薬剤提供業務(以降、在宅業務)において、多機能情報端末である「iPad」を活用して、同業務を正確かつ迅速に行い、かつ在宅医療チーム間での連携が図れる「日本調剤・在宅コミュニケーションシステム」を構築、本格運用を開始しています。

●日本調剤の在宅業務への取り組み
国内での超高齢社会の到来により、医療機関での入院による治療から自宅で治療を継続していく"在宅療養"への移行が進められております。その中で、地域医療における調剤薬局の役割が増しています。創業以来「医薬分業」を企業理念として掲げ、調剤薬局を全国展開している日本調剤では、調剤薬局における在宅業務への貢献を重視して、昨年度より在宅専門部門を設けて、積極的な取り組みを開始しました。

●在宅医療現場におけるIT活用サポート
処方せんの受付から、調剤、服薬指導、お薬のお渡しまですべて薬局内で完結する調剤薬局業務とは異なり、在宅業務では患者さまのご自宅での服薬指導や報告事項の記録など、在宅業務では移動先での作業が重要になってまいります。業務遂行にあたり課題となってくるのが、移動先での情報管理。在宅医療現場においては、処方情報などの患者さまの重要な個人情報の厳格な管理が求められています。また患者さまの療養計画をサポートする在宅医療チームでの患者さまに関する情報の迅速な伝達、共有化も重要となっています。

日本調剤では、こうした在宅療養や高齢者介護施設での薬剤提供業務に取り組むにあたり、多機能情報端末「iPad」の機能を最大限活用して、医療としての必要要件を満たした、独自の在宅医療におけるコミュニケーションシステムを、医療系のシステム構築で知られる株式会社メディエイドの開発協力を受け、独自に構築、全国で展開する日本調剤の調剤薬局店舗で運用を開始しました。

●「日本調剤・在宅コミュニケーションシステム」の主な特長
在宅現場での利用を前提とした本システムには、次の特長があります。

1.移動先での業務効率化サポート
軽量で携帯性に優れたiPad採用により、患者さまや応需施設等の訪問先や移動先等での迅速かつ正確な業務処理、書類作成、服薬履歴管理等の各種調剤業務に役立つ仕組みを組み入れ、構築しました。

2.セキリュティシステムで個人情報を完全ガード
三重にガードされたセキリュティシステムにより、個人情報を電子情報ベースで厳格に管理されています。

3.在宅医療チームの共有化ツール
クラウドを利用することにより、薬局と薬剤師間のみならず、担当医師やケアスタッフがアクセス可能なデーターベースを構築、医療チーム相互の迅速な情報共有化を可能にしています。
日本調剤では、在宅業務へのハード面の取り組みとして、昨年から東京都内と岩手県盛岡市の2ヵ所に設置した本格的な無菌調剤室を中心として、注射薬の調剤・提供も実施してHIT(Home Infusion Therapy)への取り組みを強化しています。日本調剤では、今後、さらに全国各地で地域における医薬の専門家として患者さまの在宅療養をサポートすべく取り組んでまいります。


1.  名称
「日本調剤・在宅コミュニケーションシステム」

2.概要
機能情報端末「iPad」の機能活用による、移動先での在宅業 務で必要とされる情報データーベースへのアクセス、処方入力等の業務支援、医療チーム各位との情報共有化が可能なコミュニケーションシステム

3.運用開始
平成24年春より試験運用による導入開始、7月より本格的に日本調剤の調剤薬局でのシステム利用開始

4.対象店舗
すでに全国50店舗で導入、年度内には70店舗で実施。

5.開発協力
株式会社メディエイド
代表者:杉山博幸、所在地:東京都千代田区九段南4-2-10
電話:03‐5213‐9791  Website http://www.mediaid.co.jp/


以上
 
 

次の記事へ
企業情報トップ ニュースリリース 在宅医療における迅速な連携をサポート<在宅コミュニケーションシステム構築>