週刊!薬剤師ブログ

薬剤師奮闘記2022.03.24

患者さまから信頼される薬剤師を目指して!

 

いよいよ3月も終わりに近付き、2021年に新卒で入社した新人薬剤師も日本調剤での1年を終えようとしています。
「新人薬剤師としてどのような1年間を過ごしてきたか」、門前薬局で勤務している田口ななさん(2021年入社・日本大学出身)にインタビューしました!

●店舗についてご紹介をお願いします!

私が勤務している店舗は、国立がん研究センターの門前薬局です!店舗スタッフは薬剤師10名、医療事務5名、管理栄養士1名の計16名が在籍しています。来局される患者さまの9割以上ががん患者さまであり、処方内容としては主に、経口抗がん剤や副作用による対処療法の薬剤です。店舗内に無菌調剤室があり、在宅緩和ケアが必要な患者さまやがん性疼痛がある患者さまについては、医療用麻薬の調剤も行っています。1日30枚程度、医療用麻薬の処方せんを応需しているため、オピオイドの換算について学ぶことができています。
店舗には外来がん治療認定薬剤師が3名在籍しているので、分からないことがあればすぐに質問できる環境があり、様々なことを学ばせていただいています!今では、同じ経口抗がん剤でも、用法用量や投与日数、受診している診療科によって、患者さまが何のがんなのか推定して調剤できるようになりました。

●1年間のトピックスを教えてください!

まず最初は4月に行われた新人集合研修です!コロナ禍ということもありオンラインでの開催でしたが、社会人として必要なビジネスマナーから服薬指導演習、業務手順など、薬剤師として活躍するための学びが多くありました。5月からは実際に店舗での業務がスタートします。新人集合研修で学んだことはもちろん、オーベン(※)や店舗の皆さまが優しく教えてくれたので、店舗での業務も不安なく行うことができました。
6月には県内での新人交流会があり、クイズ大会などが行われました!勝利店舗には賞品が用意されていて、非常に盛り上がって楽しめるイベントでした。
9月は新人フォロー研修があり、処方解析を行いました。また10月にはトレーシングレポート研修があり、自身が店舗で送ったトレーシングレポートを見直して、良かったところ・直した方が良いところをグループワークで検討しました。自分では気付けなかったところを教えていただき、とても勉強になりました!
12月には、全国・全職種の1年目社員を対象にしたオンライン交流会があり、いろいろなレクリエーションを楽しみました。同期との繋がりもより深くなり、コロナが落ち着いて、直接会える日が待ち遠しいです。

※オーベン…店舗でのOJT研修「オーベン・ネーベン制」における指導役の先輩薬剤師のこと

●オーベンとの関わりについて教えてください!

私のオーベンは同じ小学校・大学の先輩で、3年目の薬剤師の方です!私のことをいつも気にかけてくれて、親身になって相談に乗ってくれます。現在、服薬指導により多く取り組むことを個人的な目標としているのですが、私の様子を見て「頑張っているね!」と褒めてくれ、間違えてしまったことに対しても「次はこうしていこうね」と指導してくれるとても尊敬する先輩です!

●患者さま対応で印象に残ったことを教えてください!

服薬指導した患者さまに「次回も担当してほしい」とおっしゃっていただけたことです!その患者さまは、抗がん剤の副作用で浮腫んでしまうことにとても悩んでいたので、どのようにしたら浮腫みを減らすことができるのかご提案させていただきました。その後来局された時、浮腫みが少し改善されていて、「少しだけど歩くのが楽になったよ」と患者さまから嬉しそうにお声がけいただいた時は私も本当に嬉しくて、勉強してきて良かったなと思いました。

●2年目の目標について教えてください!

薬についても、抗がん剤の点滴や副作用についても、まだまだ難しいことも多いですが、これからも日々勉強して患者さまに頼りにされるような薬剤師になりたいと思います!
ついに後輩ができるので、見本となり尊敬される先輩になれるよう頑張ります!

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