より身近な外来がん治療認定薬剤師として

薬局でこんなにも専門性を発揮できると思っていなかった

岩澤 綾乃
2020年入社/勤務薬剤師(千葉県内店舗)
病院薬剤師として5年勤務した後、日本調剤に入社。
外来がん治療認定薬剤師。
外来がん治療認定
薬剤師が薬局で
働くということ
  • 長い期間、自宅でケアを続けられるよう服薬指導をおこなう
  • 病院と患者さま、薬局を結ぶ懸け橋になれる

薬局への転職では専門性を発揮できないと諦めていましたが…

前職ではどのような仕事をしてきましたか?

前職は一般的な総合病院で勤務する薬剤師でした。病棟業務や、外来化学療法室で患者さまに抗がん剤の副作用等の説明にも行ったりしました。通院でがん治療をおこなう方も多くなってきたので、やはり資格をとって専門性を高めた方がいいかなと思ったので4年目で挑戦ができる外来がん治療認定薬剤師の認定を取得しました。通院治療は入院と違って採血や医療スタッフからのケアを何回もできないので、自宅でご自身でケアできる服薬指導を心掛けました。

なぜ転職されたのですか?

結婚を機に転居をすることになり転職しました。また病院にするか今度は薬局にするか迷いましたが、前職の病院ではがん患者さまの8割が通院で治療をしており関わるのは初回の服薬指導だけでその後が心配でしたので、これを機に薬局に転職し患者さまを長くケアしたいと思いました。しかし、一方で薬局では専門性を活かすことは難しいのではないか、あまり需要がないのではないかと少し諦めた気持ちもありました。

薬局では専門性が活かせないかもしれないと思ったのですね。日本調剤はどうでしたか?

転職の際に、日本調剤は大型総合病院の門前も多いですし高度薬学管理に力を入れていると聞いていたので、もしかしたら…という想いはありました。実際に入社して、想像以上に高度薬学管理に力を入れていると再認識しました。日本調剤に在籍している外来がん治療認定薬剤師とお話する機会もありますが、病院の経験からは思いつかないような取り組み、きめ細かい患者さまへのアプローチをしており、日本調剤では調剤薬局でもしっかりと専門性を発揮していると感じました。

患者さまと薬局と病院と、をつなぐ役割ができている

今の仕事内容を教えて下さい。

保険薬局の勤務薬剤師の一人として一通りの流れは教えていただいてできるようになってきました。同時に、特定薬剤管理指導加算2を算定するための準備を任せてもらうことになりました。私が配属された店舗の門前病院が充実連携加算の算定を始めてレジメンの公開を始めることになり、それに合わせて、レジメンごとに必要な副作用の評価項目や患者さまからのヒアリング内容を載せた情報提供書を作成しました。病院の先生方とも何度も打ち合わせをして、私の作成したフォーマットが採用されることになりました。

岩澤さんがつくった情報提供書のフォーマットが採用されたのですね?

そうなのです。薬局でのヒアリング、病院での確認、双方多くの時間が割けない中で連絡する必要があったので、レジメンごとに必要な内容を選び、評価はグレードで統一して誰でも使えるフォーマットにしました。作成にあたり、前職での経験から病院で必要としている情報が分かりましたし、同じ店舗の薬剤師や日本調剤の他の店舗ですでに病院と連携している外来がん治療認定薬剤師に相談するとすでに資料も多数あり、薬局での情報の活かし方も分かったので、薬局と病院双方が使えるフォーマットを苦労せずに作成することができました。

外来がん治療認定薬剤師の知識が活きていると感じるのはどんなときですか?

店舗の薬剤師からいろいろな相談を受けるときです。例えば、この治療のこの段階の患者さまにテレフォンフォローするときはどんなことを聞けばいいか、とか、副作用の確認の仕方はどのような聞き方をすればよいか、など具体的な質問をしてくれます。例えば、末梢神経障害の副作用がでてしまっていないか確認するときは「手足がしびれますか?」ではなく「ペットボトルの蓋開けられますか?」といった生活の中で患者さまが気付きやすいポイントで伺うと良い、などとアドバイスをしています。

通院と通院の間を薬局がフォローすることは大事だと思いました

薬局からのテレフォンフォロー、おこなってみていかがですか?

はじめは薬局から電話するってどうなのだろうと思っていたのですが、実際に患者さまにお電話すると「不安が解消されて安心しました」と言っていただくことが多くやってよかったなって思いました。その時々で患者さまからのご相談がまちまちで、例えば、治療歴が長い患者さまだと、以前にもらった薬や塗り薬は使って良いのかとか、治療初期にもらった頓服薬はどのくらいの症状で使っていいのか、など治療期間が長いことからこその相談も多く、お答えすることで安心されるので電話でのフォローは大事だと感じました。

病院よりも薬局の方が患者さまと身近に関われると感じていますか?

それはやっぱり思いますね。治療と治療の間で来局されお話する機会が多いですしテレフォンフォローの回数も含めると、すごい密に関われるなと思います。病院では3~4週間に1回の注射のタイミングでしか会わなかったので、通院と通院の間を薬局がフォローすることは大事だと思いました。病院の先生や薬剤部の方からも、自宅で支持療法薬や吐き気止めを何回飲んだかなど、細かな情報もフィードバックしてもらって助かっていると言われました。私たちの情報提供書も病院のカルテで見られるようにしてくれていて、病院からのフィードバックもいただけるので本当にやってよかったと思っています。

今後どのようなことにチャレンジしてみたいですか?

今は門前病院と合同の勉強会ができていたり、顔の分かる関係になって処方提案できていたり、薬局でも専門性を活かせていますが、薬局の業務にもっと慣れてさらに患者さんに介入していきたいと思っています。あと、今は店舗の新人薬剤師にがん種ごとによく出るレジメンについて教えてあげたりしていますが、社内での症例検討会をおこなってみたり、さらに自分の知識を社内の薬剤師に伝えていけたらと考えています。

転職を考えている方に一言

日本調剤に転職してみて、夜勤がないので規則正しい働き方になり、家庭との両立ができています。また、患者さまと何回も会うので、自宅でどのような生活をしているかを知ることができたり、病院よりも患者さまを近くで感じられるのは良かったと思っています。さらに、薬局側から病院との連携に関わるという新しいチャレンジもできています。世の中の動きにびっくりするくらい早く対応する会社だと思いますので、新しいことにチャレンジしたいという方には合っている会社だと思います!