病院、薬局と経験した私がここでできること

患者さまが過ごしたいと思う場所にいられるお手伝いをする

原田 寿
2019年入社/勤務薬剤師(神奈川県内店舗)
病院薬剤師として2年、在宅医療に特化した薬局にて9年勤務した後、日本調剤に入社。緩和薬物療法認定薬剤師、介護支援専門員。
緩和薬物療法
認定薬剤師
の働き方
  • 日本調剤は医療資源が豊富でさまざまな対応ができる
  • 患者さまに人生を謳歌してもらうお手伝いができる

経験も活かしつつ薬剤師として仕事の幅がさらに広げられると思った

前職の仕事と日本調剤に転職をされた理由を教えて下さい。

新卒で病院を2年間経験した後、在宅医療に特化した調剤薬局に勤めておりました。店舗で在宅医療を経験し緩和薬物療法認定薬剤師を取得。最後の1年半は本社勤務と店舗を兼務し、会社全体の更なる在宅医療の普及に携わっていました。日本調剤のことは前職時代から知っていて、前職から繋がりがある方が日本調剤の在宅医療部で働かれていて学会等でお話を聞いていました。その後転職しようと考えた時に自分で改めて調べてみて、日本調剤であれば今までの経験も活かしつつ薬剤師として仕事の幅がさらに広げられると思い決めました。

緩和薬物療法認定薬剤師を活かせるかどうかは判断材料になりましたか?

無くはなかったのですが、正直に言うとそこまで重視していませんでした。認定や専門の資格をお持ちの方には失礼になってしまうかもしれませんが、もともと緩和薬物療法認定薬剤師を取得したのも、緩和ケアが必要な患者さまを受け持つことが多かったので、必要な知識を深めるための勉強の過程として認定を取ったかたちでした。その時々で必要な知識をつけて働きたいと思っていたので、緩和薬物療法認定薬剤師を活かす機会があるに越したことは無いですが、無いなら無いでまた新しいことが学べそうなので良いと考えていました。

日本調剤に入社してからの仕事内容を教えて下さい。

今は、横浜にある在宅支援センターにて勤務しています。ただ、転職後の上長との面談の時に、調剤薬局の外来の経験が乏しいので経験できたらうれしいとお話したところ、研修も兼ねて3ヵ月間、面対応の薬局に勤務させてもらうことになりました。こういった機会を与えていただけたのもありがたかったです。その後、在宅支援センターに移り施設在宅を中心におこなっていたのですが、私の経歴を見て他の店舗の方から個人在宅の相談などを受けることも多くなっています。

日本調剤は“医療資源”が豊富で可能性を秘めている

施設在宅を中心に担当されているのですね?

そうですね。今は3つの施設を自分の担当として持ちながら、他の職員の施設在宅や個人在宅のフォローや教育もおこなっています。例えば、クリーンベンチが有っても、注射や医療材料の知識がなかったり、無菌調剤の経験が少なく、注射調剤が対応できる薬剤師が少なかった、注射剤を使用している患者さまを受け入れるのが難しかった状況がありました。ですが、受入先が無く困っているといった依頼があると聞き、無菌調剤の手技から注射の処方せんの見方などを職員に指導するようになりました。今はその甲斐あって無菌調剤が必要な注射剤の処方を受け入れ、必要な患者さまへの対応数が増えています。

前職と比べて日本調剤で感じた違いはありますか?

薬局の店舗数や薬剤師数から見ても、日本調剤は“医療資源”がとても大きいなと感じました。医療資源が大きいのでいろいろな可能性を秘めています。例えば、店舗で何かあった時は周囲の店舗の薬剤師が対応できるなど、その他リソースとなる知識や物資も必要な時に必要なところに提供できる会社だなと考えています。特に今後始まる地域連携薬局、専門医療機関連携薬局をおこなっていくにあたり、患者さまとしっかり向き合っていくには多くの時間と人手、資源が必要となりますので、これからの薬局の役割を考えるととても大事なことだと思います。

緩和薬物療法認定薬剤師が薬局で求められていることは?

緩和の領域はどうしても“患者さまが亡くなる”という方向を見ていくことが多いです。一方、調剤薬局に務めている薬剤師の方の多くが患者さまの死という直接的なイメージが沸きづらいのではないかなと思います。緩和医療=終末期=死というのが全てではないのですが、薬剤師として緩和医療に携わるのであれば、患者さまの死に触れていくことも医療従事者としての務めだと心に留めておく必要があると思います。その過程で、患者さまのいろいろな苦しみを和らげるお手伝いを薬剤師もするのだ、という姿勢が大切だと考えています。

患者さまが過ごしたいと思う場所にいられるお手伝いをするのが、薬剤師を含めた医療従事者の務め

調剤薬局で緩和医療に携わっているにあたり、何が重要だと思いますか?

以前から薬局でも緩和医療が必要な患者さまを受けいれてほしいというニーズはありました。ただ、オピオイドの注射剤を含めた対応を求められる場合、対応できる薬局は多くありませんでした。医療機関などからなんとか対応して欲しい、という依頼があり飛び込んでいくうちに緩和医療を受けている患者さまが増えていくという経験もしました。受け入れるハードルが高いことは確かですが、やはり調剤薬局が積極的に飛び込んでいかなくていけない領域ですし、ハード面とソフト面を揃えていくことが重要だと考えております。

緩和医療は、調剤薬局が関わるべき領域なのですね?

緩和医療の一つの側面である終末期ケアでは、患者さまが過ごしたいと思う場所にいられるようにお手伝いをするというのが、薬剤師を含めた医療従事者、介護者の務めなのだと考えています。薬局薬剤師も患者さまの人生に寄り添い、その終焉にも関わってほしいと思っています。以前、お亡くなりになる少し前に訪問した際、「あなたに担当してくれてよかった」と患者さま言われご家族がいるにも関わらず号泣してしまいました。その方が亡くなった後ご家族にお会いした際、「あなた、あの時すごい泣いてたわねー」と笑い話にしてくれてこちらが救われました。薬剤師として他の医療従事者と関わりながら、人生を謳歌していただくお手伝いができることはとてもやりがいのあることだと感じています。

今後、どのようなことにチャレンジしてみたいですか?

もちろん、今の緩和医療や在宅医療への知識を深めていきたいというのもあるのですが、認知症や栄養の知識についても深められたらと思っています。今後、確実に数が増えていくご高齢の認知症の患者さまをどう支えていくのか。自分の親を見ても栄養が足りてないのかなと思うこともありますが、栄養に関する知識は薬剤師が弱い分野だったりします。日本調剤には管理栄養士もいるので、コラボして患者さまを支えられる環境を作っていくことに力を注ぎたいと思っています。

転職を考えている方に一言

多くのリソースや選択肢が用意されている日本調剤は、私自身いろいろな経験をさせてもらったりさまざまな患者さまに関わる機会をもらえたり、“チャンス”がとても多くある場所だと感じています。また、医療従事者である前に自分の人生も大事にするべきです。福利厚生もしっかりしていてサポートも多くありますので、そこも含めておすすめできる会社だと思っています。