重症化する前に「うつ症状」に注意

健康まめちしき

ストレスの多い現代社会では、うつ症状に悩む人が増えています。重症化する前に、早めに症状に気づいてケアする方法をみていきましょう。

うつ症状って何? その原因は?

うつ症状には「からだのサイン」と「こころのサイン」があります。実は、気持ちの落ち込みだけがうつ症状ではないのです。 

うつ症状は心身のストレスや環境の変化など、さまざまな要因が複雑に重なり合って発病します。 日常生活では一見、喜ばしいできごとであっても、実はストレスの原因になっているかも …?

「おかしいな…」と思ったら、周囲に相談しましょう。 身内や友人ではなく、第三者の目から客観的にみてもらうことも必要です。

症状を改善させるには?

「こころ」や「からだ」が疲れているな…と思ったら、とにかく十分に休養することが何よりも大切。あせらずゆっくり付き合うことでうつ症状は改善します。 

うつ症状の緩和には薬物治療も有効ですが、薬だけが症状を改善させるわけではありません。 

日ごろ大切なセルフケアなど、うつ症状との付き合い方を具体的に紹介します。 自分自身でうつ症状を改善できる、ちょっとした生活習慣の見直しの提案です。


十分な休養・バランスのとれた栄養

主食・主菜・副菜がそろったバランスの良い食事

ゆっくり休み、バランスのよい食事で、まずは「からだ」を健康にすることが何よりも大切です。

質の良い睡眠

量(睡眠時間)よりも重要なのはその「質」。朝起きて夜寝る規則正しい生活で、自然な睡眠リズムをつくりましょう。

セルフケアでストレス解消

好きな趣味に没頭したり、スポーツで汗をかいたり、アロマテラピーなどでリラックスしたり、こころとからだのメンテナンス。

服薬などの治療

症状に合ったいろいろな種類のお薬があります。医師や薬剤師の指示の下での服薬なら、経過を見ながら調整できます。

うつ病と生活習慣病

近年、何かと取り上げられるメタボリックシンドロームや、何らかの生活習慣病に罹患している人、また心筋梗塞や脳卒中・脳梗塞などの病気の人は、うつ病にかかりやすいと言われています。病気そのものがストレスの原因となるほか、服用しているお薬の副作用が脳の機能に影響を及ぼし、うつ症状が現れやすくなるからです。

うつ症状の緩和に使われるお薬

うつ症状の緩和には薬物治療も有効です。うつ症状の原因は、脳の中のセロトニンやノルアドレナリンという物質の減少によるものと考えられ、治療にはそれらを調整するためのお薬が使用されます。

 軽度の方に処方されるお薬は副作用も少なく、飲みやすいものもありますので、生活習慣の改善やリラクセーションなどと合わせて、ゆっくりあせらずに症状と付き合いましょう。

抗うつ薬の種類

・三環系抗うつ薬

・四環系抗うつ薬

・SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)

・SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)

・NaSSA(ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ薬)

抗うつ薬(SNRI)のメカニズム

うつ病が起こるメカニズムの図解

お薬のことや健康のことなどでわからないことがありましたら、遠慮なく薬剤師にご相談ください。

※本コンテンツは、日本調剤が発行した啓発小冊子Vol.7「『うつ症状』に注意」の内容に基づき再構成されたものです。

※特定の医薬品を推奨するものではありません。ご本人が自覚される症状等がある場合は、早めに医師・薬剤師へご相談ください。

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