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2017.12.01 UPDATE

特集

病院実務研修

旭川医科大学病院 研修レポート

日本調剤では2014年から「病院実務研修」を実施しています。数か月にわたり病院の研修プログラムに参加することで、チーム医療や入院治療、抗がん剤のレジメン等を学び、薬局での迅速な副作用対応や積極的な病薬連携ができる薬剤師を育成。高度薬学管理や在宅医療の現場で活躍できる薬剤師を目指します。今回は、これまで12回もの研修実績がある旭川医科大学病院での研修の様子をレポートします!

【研修者プロフィール】 土井 千亜紀(どい ちあき) 2004年に日本調剤へ入社。旭川医科大学病院にて3か月×3回の研修を修了。

Q.どんな業務が体験できるの?

主に、センター業務(調剤室、注射剤室、製剤室、混注室での調剤・製剤業務)、病棟業務、多職種連携などについて学びました。特に印象に残っているのは、末期の患者さまとの出会いです。薬局では末期の患者さまと関わる機会はなく、闘病中の患者さまは頑張られているのだと、思いなおすきっかけになりました。また、実際に抗がん剤を投与する際に、薬剤師が立ち会って投与速度等を看護師と相互確認をします。投与に関わる薬剤師の知識やその責任について再び考えさせられました。

Q.病院研修を受けた後、薬局業務に活きていることは?

抗がん剤治療を終えられた方や手術後の方など、多くの患者さまに「頑張られましたね」と自然にお声掛けできるようになりました。これからも闘病が続く患者さまが多いのですが、大きな区切りを終えられたことをねぎらう姿勢が身についたことは、とても大きな変化になりましたね。また、検査値への意識も変わりました。病薬連携の大切さや検査値の見方を学んだことが、疑義照会やトレーシングレポートの内容に活きてきます。特に、抗がん剤等の投与量に注意が必要な薬剤はよく考えるようになり、体表面積や腎機能、肝機能、患者さまの様子等をより注意深く確認するようになりました。

Q.病院研修を経験する中で、「薬局薬剤師で良かった」と感じたことは?

病状の経過を追いながら、長期間患者さまに寄り添い信頼関係が築けることです。薬局だからこそ、患者さまに気軽に本音で話していただけるし、その中で快方あるいは完治に向かっていく患者さまの笑顔が見られた瞬間や、「いつも話を聞いてくれてありがとう」と言われた瞬間は、薬局薬剤師で良かったと感じますね。また、今回のような病院実務研修をはじめとした教育体制の充実ぶりは、日本調剤ならではの良さだと思います。

Q.今後の目標は?

薬局と病院双方の視点を持って、薬剤師として必要な知識とスキルを向上させること。そして、それを患者さまや他の薬剤師に還元できたら最高だなと思います。治療過程を理解したうえで患者さまに寄り添い、「あなたがいるから、この薬局を選んだ」と患者さまに言っていただけるような薬剤師になること、またそのような薬剤師の育成に携わることが今後の目標です。