専門医療機関連携

高度薬学管理と薬薬連携

高度薬学管理

  • 高度薬学管理を担う

    大学・総合病院の門前・敷地内薬局が原点

    日本調剤は、大学病院や総合病院等の門前・敷地内薬局を中心に展開。多くの薬局が、がん等の専門的な薬学管理に対応できる機能をもっています。外来患者さまの治療に積極的に介入し、副作用の早期発見や治療方針の提案も行います。

    敷地内薬局の展開

    敷地内薬局も、大学病院や大型病院を中心に展開しています。門前薬局の展開で培ったノウハウを活かしながら、高度薬学管理や薬薬連携において、専門的な知識・スキルを発揮しています。

    日本調剤 島大薬局は島根大学医学部附属病院の敷地内薬局。薬薬連携の取り組みは業界紙*にも取り上げられました。無菌調剤室を設置、健康サポート機能も有しており、幅広い役割を担う薬局です。*日経DI 2019年4月号

  • 認定・専門薬剤師の配置

    外来がん治療認定・専門薬剤師

    日本調剤で特に求められる、がんに関する知識と経験。「外来がん治療認定薬剤師」「外来がん治療専門薬剤師」は、合わせて73名と業界最多人数が在籍(2023年5月時点)。がんセンターや大学病院、大型総合病院前など、地域のがん診療の拠点で活躍しています。

  • スペシャリティ医薬品の取り扱い

    スペシャリティ医薬品とは希少疾病薬を含む高額医薬品やバイオ医薬品、再生医療等製品などのことで 、近年 、日本市場において増加傾向にあります。しかし厳格な温度管理、在庫管理、セキュリティ管理が必要なため 、取扱い可能な薬局は少ない現状です。当社では門前・敷地内薬局を中心とした医療機関との高度薬学管理での連携 、専門性の高い薬剤師の配置という強みを生かし 、スペシャリティ医薬品の領域でも医療貢献をしています。

医療機関との連携

  1. トレーシングレポート

    患者さまの容体や処方内容などについて医師へフィードバックするトレーシングレポート。日本調剤では全店舗でトレーシングレポートを実施し、医療機関に合わせたフォーマットを作成するなどの働きかけも行いながら、 病院との情報連携を行っています 。

  2. テレフォンフォロー

    次回受診までの容体の変化や副作用を確認するのも薬局薬剤師の役割。特に抗がん剤や医療用麻薬服用患者さまへは、定期的にテレフォンフォローを実施し、トレーシングレポートを通じて医師への情報共有も行い、より適した治療の継続に生かします。

  3. 検査値付き処方せん

    臨床検査値付き処方せんを応需する機会も多数あり、腎機能に注意して鑑査を行うなどの対応に生かします。薬歴とリンクして検査値を入力・閲覧できる調剤システムも全店舗で整えています。

  4. 電子カルテの共有

    一部の店舗では主な応需病院と電子カルテを共有し、検査値、抗がん剤のレジメン、アレルギー情報、既往歴などのデータを確認。薬局薬剤師ならではの外来患者さまへのフォローを行います。

  • 地域のDI室としての役割

    DI業務をサポートし適正な医療の提供に寄与

    地域医療を担う存在として、医療機関において必要不可欠なDI業務を支援。医薬品情報の標準化と効率化をサポートする医薬品情報提供ウェブサービス「FINDAT」を通じて、地域全体の医療の適正化を推進しています。

    2021年8月からスタートした薬局機能認定制度においても、地域の他の医療提供施設に対する医薬品の適正使用に関する情報の提供実績があることが「地域連携薬局」の要件として設定されています。当社では要件の公表前から「FINDAT」を構築し、当社店舗にも先行してシステムを導入してきました。今後もより多くの医療機関に対して地域のDI室としての役割を担っていくことが期待され、順次導入店舗を拡大しています。

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