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専門医療機関連携

データでみる
高度薬学管理と薬薬連携

  • 高度薬学管理を担う

    大学病院・総合病院等の門前薬局7割以上

    日本調剤は、大学病院や総合病院等の門前薬局が7割以上。多くの薬局が、がん等の専門的な薬学管理に対応できる機能をもっています。外来患者さまの治療に積極的に介入し、副作用の早期発見や治療方針の提案も行います。

    敷地内薬局の展開

    敷地内薬局も、大学病院や大型病院を中心に展開しています。門前薬局の展開で培ったノウハウを活かしながら、高度薬学管理や薬薬連携において、専門的な知識・スキルを発揮しています。

    日本調剤 島大薬局は島根大学医学部附属病院の敷地内薬局。薬薬連携の取り組みは業界紙*にも取り上げられました。無菌調剤室や健康チェックステーションも併設し、幅広い役割を担う薬局です。*日経DI 2019年4月号

  • 認定・専門薬剤師の配置

    外来がん治療認定薬剤師

    日本調剤で特に求められる、がんに関する知識と経験。「外来がん治療認定薬剤師」は、調剤薬局・ドラッグストア業界最多の25名が在籍(2020年11月時点)。がんセンターや大学病院、400~700床以上の大型総合病院前など、地域のがん診療の拠点で活躍しています。

  • 薬薬連携の強化

    病院と連携した治療への介入

    次回受診までの容体の変化や副作用を確認するのも薬局薬剤師の役割。特に抗がん剤や医療用麻薬服用患者さまへは、定期的にテレフォンフォローを実施。トレーシングレポートを通じて医師にフィードバックも行います。

取り組み事例

  1. 電子カルテの導入

    一部の門前薬局・敷地内薬局では、主要応需病院と電子カルテを共有しています。カルテの内容により薬剤師が取るべき対応も変化。薬局薬剤師だからこそできる外来患者さまへの継続的なフォローと、専門的な知識が求められています。
    上記の写真は、薬局で見ることができる電子カルテの一部。検査値、抗がん剤のレジメン、アレルギー情報、既往歴などのデータを見ることができます。

  2. 検査値つき処方せんを応需

    大学病院や総合病院からの処方せんが多いため、臨床検査値つき処方せんを応需する機会も多数。薬歴とリンクして検査値を入力・閲覧できる調剤システムも全店舗で整っています。
    上記の写真は、日本調剤 滋賀医大前薬局の調剤棚。腎機能に注意が必要な薬剤にはシールを貼り、患者さまの検査値を細やかに気にかける工夫をしています。

  3. オンライン服薬指導

    オンライン服薬指導のニーズが高まる中、患者さまがご自宅で服薬指導を受けられる「日本調剤 オンライン薬局サービス」を2020年9月1日から全国の薬局で運用を開始しました。自社開発の調剤システムとも情報連携し患者さまの利便性向上・服薬指導の一元化を行い、良質な医療サービスの提供を目指します。
    医師への疑義照会・トレーシングレポート等で病院との連携も実施。効果的な薬物療法のサポートを行っています。

  4. 医薬品情報提供事業

    医薬品情報の標準化と業務の効率化をサポートする、医療機関向け医薬品情報提供ウェブサービス(FINDAT) を行っています。医薬品の適正使用を推進するため、臨床現場で役立つ医薬品の推奨リスト(標準フォーミュラリー)や新薬評価などを提供しています。
    医療機関における新薬に関する情報収集などの負担が軽減され、対人業務やチーム医療の充実を図ることができます。

症例報告

  1. トレーシングレポートによる薬薬連携

    中園 卓臣

    (2016年入社)
    日本調剤 大宮薬局

    自治医科大学附属さいたま医療センターの門前薬局。処方せん平均単価3万円。病院での研修や勉強会だけでなく、日本調剤主催で病院向けの研修も実施し、相互理解を深めている。

    病院からレジメン共有。処方提案も積極的に。

    がん化学療法の初回導入時には、抗がん剤のレジメンがトレーシングレポート(TR)で共有されます。がんの種類や病院内での説明事項、患者さまが不安に思われていること等も記載されています。レジメンが分かれば、起こりうる副作用も患者さまに説明しやすくなりますし、経過も観察しやすくなります。
    ある症例では、抗がん剤と麻薬を服用している患者さまへ、服薬指導の1週間後にお電話で体調の変化や副作用を確認。疼痛緩和が上手くいっていないと感じたため、TRで麻薬の投与量の増量を提案したところ、主治医から返信があり、次回の処方から高用量の規格に変更となりました。その後は患者さまの痛みも落ち着いて、QOLも改善傾向です。薬局・病院双方で情報提供を積極的に行い、患者さまの治療効果につながればと思っています。

  2. テレフォンフォローによる治療介入

    前田 竜祐

    (2015年入社)
    日本調剤 下関薬局

    地域がん診療連携拠点病院である、山口県済生会下関総合病院の門前薬局。処方せん平均単価2万5千円。がん患者さまをはじめとした幅広い処方せんを応需。

    薬局薬剤師の果たすべき役割に応えたい。

    大腸がんの手術をした、かかりつけの患者さま。テレフォンフォローにより術後の経過を確認したところ、腸閉塞を引き起こしている疑いが見つかり、すぐに病院への受診を指示。緊急手術になったことがありました。現在患者さまはお元気にされていますが、そのままにしていたら命の危険もあるものでした。
    今回の事例から、より緊急性の高いところに薬局薬剤師の職域が近づいてきたと感じました。外来に出てしまうと、そこに介入できる医療従事者は薬局薬剤師しかいない。長期的・継続的に患者さまの経過を把握する必要がありますし、だからこそかかりつけ薬剤師の存在が重要なのだと思います。薬局薬剤師が医療に果たす意義は大きく、本当の意味での連携が求められてきていると感じます。