2020.12.21(月)

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日本調剤の薬剤師が感じた「在宅医療」のリアルを一冊の本に。書籍「NOT DOING, BUT BEING 『在宅訪問薬剤師』奮闘記」を発売

 全国47都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤株式会社(本社所在地:東京都千代田区丸の内、代表取締役社長:三津原 庸介、以下「日本調剤」)は、薬剤師在宅訪問サービスに携わる当社社員が社内向けブログに綴った数々のエピソードをまとめた書籍「NOT DOING, BUT BEING 『在宅訪問薬剤師』奮闘記」(日本調剤株式会社 在宅訪問薬剤師ブログ書籍化プロジェクト 著)を2020年12月21日(月)に幻冬舎メディアコンサルティングより出版いたします。
日本調剤の書籍 NOT DOING, BUT BEING 表紙

 超高齢社会の到来により、医療機関での入院による治療から、自宅で治療を継続していく”在宅医療”への移行が進む中、日本調剤では2009年から薬剤師の在宅訪問サービスを開始。2011年からは本格的に在宅医療専門部署を設け、小児の患者さまからご高齢の患者さままで、さまざまな年齢層、さまざまな疾患をお持ちの方々に対して、きめ細やかな在宅訪問服薬指導に取り組んでいます。


 2012年、まだ業界内でも認知度の低かった在宅医療を専門とする「在宅訪問薬剤師」の日常について、社内での認知・理解促進のため、イントラネット上で社員向けブログ「在宅医療official blog~目指せファーマシストへの道~」をスタート。在宅訪問の現場で生まれる葛藤や仕事を通しての成長、喜びや苦労、患者さまとのやりとりなどが薬剤師本人の飾らない言葉で日々投稿されていきました。

 在宅訪問薬剤師の働きぶりを目の当たりにし、いつしか薬剤師のみならず、非薬剤師の社員からも、「在宅訪問薬剤師の仕事を、広く社外の方にも知ってもらいたい」という声が上がるようになりました。残念ながら在宅訪問薬剤師の存在は、世間ではまだほとんど認知されていません。医師、看護師、ケアマネジャー、ヘルパーなどと共に、患者さまの在宅療養をサポートする存在として「在宅訪問薬剤師」がいることを知っていただくことは、療養と介護の渦中にいらっしゃる患者さまとご家族はもちろん、これから先、在宅療養が身近な問題になりうるすべての方への一助になると我々は考えました。そして、約8年分にもおよぶ数々のブログ記事から12のエピソードを厳選し、該当記事を執筆した社員に改めてインタビューを行い、この度書籍として発刊させていただきました。

 「NOT DOING, BUT BEING」は、緩和医療の礎を築いたイギリスの医師、デーム・シシリー・ソンダースの言葉と言われています。「何をするでもなく、ただそばにいること」。目の前の患者さまのために何ができるのか日々葛藤しながら、患者さまとご家族の人生にそっと寄り添いたいと願う在宅訪問薬剤師たちの姿にこの言葉を重ね、本書のタイトルといたしました。

 それぞれのエピソードの後には知っておくとためになる薬剤師発信の情報を「コラム」として掲載し、実用性も兼ね備えた一冊となっています。



■内容

はじめに

在宅訪問薬剤師たちの12のストーリー

ストーリー(1)「自宅で療養したい」その願いをかなえるために在宅薬剤師ができることとは――

   コラム:飲み忘れ、飲み過ぎを防ぐための工夫

ストーリー(2)老老介護を支える存在になりたい 認知症の患者さまに在宅訪問薬剤師ができること

   コラム:高齢者には飲みにくい薬を飲みやすくする工夫

ストーリー(3)「ご家族にも笑顔になってほしい」介護者の負担を軽減する在宅訪問薬剤師の役割とは

   コラム:レスパイトケアをスムーズにする「お薬の説明書」

ストーリー(4)「最期は自宅で過ごしたい」をかなえるために

      医療人、介護スタッフが連携して過ごした老夫婦との10カ月

   コラム:老老介護で起こりがちな薬のトラブルや悩みを薬剤師が解決

ストーリー(5)”ただそこにいること”が何より大切 そばにいることで生まれる絆が患者さまを支える

   コラム:お薬手帳の重要性。在宅では常備薬の管理も大切

ストーリー(6)「ずっと担当してほしい」と言われて……同じ薬剤師が訪問を続ける意味とは?

   コラム:より良い生活のために、薬剤師に伝えてほしいこと

ストーリー(7)Not Doing, But Being. 何をするでもなく、ただそばにいること

   コラム:無菌調剤を引き受けてくれる薬剤師の存在

ストーリー(8)最期の望みは人それぞれ ご家族と共に願いをかなえる

   コラム:薬剤師からアドバイス「退院する前に決めておきたいこと」

ストーリー(9)24時間対応だからこそ実現できることがある

      最期の食事ができたのはこの薬を届けられたから

   コラム:QOLの維持には、タイミングを逃さない与薬が大切

ストーリー(10)短い命を輝かせたい 小児の在宅療養で在宅訪問薬剤師ができることとは――

   コラム:増える小児在宅療養。家族の負担を軽減するには

ストーリー(11)末期がんの在宅療養 家族の選択を在宅訪問薬剤師が支える

   コラム:在宅で抗がん剤治療を行えるのは本当?

ストーリー(12)穏やかな最期を迎えてほしい 緩和ケアに欠かせないこととは――

   コラム:緩和ケアで使用される麻薬、危険はないの?

Q&A もっと知りたい「在宅訪問薬剤師」に頼めること

おわりに


■著者について

≪日本調剤株式会社 在宅訪問薬剤師ブログ書籍化プロジェクト≫

2020年発足。

日本調剤株式会社の在宅医療部をはじめ、教育情報部、広報部の社員からなり、2012年から同社の在宅訪問薬剤師が日々の業務を通じて感じたことを執筆してきたブログを書籍化するために結成。


■書籍概要

タイトル:NOT DOING, BUT BEING 『在宅訪問薬剤師』奮闘記

著者:日本調剤株式会社 在宅訪問薬剤師ブログ書籍化プロジェクト

発行:幻冬舎メディアコンサルティング

発売:幻冬舎

仕様:四六判/並製/162頁

発売日:2020年12月21日

価格:1,200円(税抜き)

ISBN:978-4-344-93119-0

商品URL(Amazon):https://www.amazon.co.jp/dp/434493119X/

※本書籍の内容は、日本調剤の薬剤師が実際に関わった患者さまとのやりとりを元に、ご本人が特定されないよう配慮しております。お名前や年齢、性別なども事実と異なります。


以上


【日本調剤株式会社について】 https://www.nicho.co.jp/

1980(昭和55)年の創業以来、一貫して国の健康保険制度を支える調剤薬局のあるべき機能・役割を全うすべく「医薬分業」を追求し、調剤薬局展開を積極的に行っています。現在では、全都道府県に調剤薬局を展開し約3,000名の薬剤師を有する、日本を代表する調剤薬局企業として評価を得ています。また、ジェネリック医薬品の普及や在宅医療への取り組みを積極的に進めており、さらに超高齢社会に必要とされる良質な医療サービスの提供を行ってまいります。


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