特集

まっすぐな、薬剤師。

「患者さま」とまっすぐに向き合う日々。2016年入社 谷川 有梨紗

小さい頃に憧れた、「薬剤師のお姉さん」を目指して。

私は小さい頃に小児喘息を患い、よく薬局に通っていました。喘息の苦しさを和らげるおくすりをくれたり、シールやおもちゃを渡して笑わせてくれる薬剤師のお姉さんは、私にとって憧れの存在。彼女のようになりたくて「将来は薬剤師になる」と決めたんです。そんな私が薬剤師として気をつけていることは、あのお姉さんのように“いつも笑顔でいる”こと。知識や技術を磨くことも大切ですが、そもそも、困った顔や怖い顔をした人に健康の相談をしようとは思わないですよね。だから私は、どんなときも話しかけやすい雰囲気をつくるよう心がけています。それから、患者さまに声をかけるときは「今日はどうしました?」と曖昧に話しかるのではなく、処方せんから受診科目や処方薬の種類を確認し、「今日はインフルエンザで受診されたんですか?」など具体的な言葉を使うようにしています。すると相手は「この人はわかってくれている」と親近感を抱き、悩みを打ち明けてくれるようになるんですよね。

「もう元気になったよ!」の一声をかけに、わざわざ薬局まで来てくれた!

今までに最も印象に残っているのは、抗生剤の副作用が原因で入院してしまった患者さま。副作用に関する悩みや退院後に処方された薬の相談を聞くうちに、少しずつ信頼関係ができていきました。そしてある日、私に「もう元気になったよ!」と伝えるためにわざわざ店舗まで来てくれたんです。それがもう嬉しくて、嬉しくて!もっと患者さまにも頼ってもらえる薬剤師になりたいと改めて実感した瞬間でした。それからは更に勉強に熱が入るようになりましたね。外国人の患者さまに正しい服薬情報が伝えられるよう外国人向け服薬指導の本を読み込んだり、忙しくて病院に行けない方に的確なアドバイスができるようOTCの知識を増やしたり、小さいお子さまのためにシールやキャンディを用意したり、「飲んだら元気になれる魔法の粉だよ」などと嫌がらずに飲んでくれるような説明を考えるなど、いろんなことに挑戦しています。少しは憧れのお姉さんに近づけていると、いいな。

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