週刊!薬剤師ブログ

新入社員研修2022.05.12

2022年度新入社員研修の様子をレポート!【後編】

感染拡大防止のため、今年の新入社員研修もオンラインでの開催となりましたが、皆さまが安心して店舗で働けるよう様々なプログラムを用意しました!
また、研修はアーカイブ映像を用意して見返せるようにするなど、“オンラインならでは”の強みを生かした研修体制で実施しています。
今回はそんな新入社員研修の様子【後編】をご紹介します。

▼【前編】はこちら
https://www.nicho.co.jp/shinsotsu/cat7/blog148

▼【番外編】はこちら
https://www.nicho.co.jp/shinsotsu/cat7/blog149

 

●ロールプレイとフィードバックで実践的に学ぶ

新入社員研修の前半では、CS(患者さま満足)向上のための薬局での患者さま応対、電話応対について、言葉遣いなどの基礎を学び、声に出して実践しました。後半では、新入社員同士の複数人でグループを組み、より実践的なロールプレイを行います。
グループ内で「患者さま役」「薬剤師役」「オブサーバー」に分かれ、役ごとに用意された情報を元にロールプレイを行いました。ロールプレイ終了後には都度、グループメンバーからフィードバックがあり、臨機応変な対応が求められる薬剤師として、自身の応対の良かった点、改善すべき点をすぐに振り返ることができました。


代表して、1つのグループに全体へ向けてロールプレイを披露してもらい、講師からもフィードバックを行います。

また、服薬指導についても同様のロールプレイを行いました。患者さまに寄り添った服薬指導をするためには、受診理由や医師の診断結果・説明内容、OTCの服薬状況などヒアリングすべきことが多数あります。新入社員には、どうしたら患者さまがお話ししてくれるのかを考え、アプローチしていくことが求められました。
新入社員からは「講義で学んだことをすぐ実践することができ、自身が薬局で患者さまとお話しする際の具体的なイメージがわいた」「ロールプレイで併用禁忌の医薬品が見つかり、患者さまへしっかりヒアリングをする重要性が分かった」など、実践することによって、実際の現場で活かせる内容を学ぶことができたようでした。

 

●高度薬学管理を担う取り組みを学ぶ

高度薬学管理を担う立場として、治療への介入方法や薬薬連携について学ぶため、テレフォンフォロー(※)・トレーシングレポートに関する研修が行われました。近年の薬局業界では【服薬情報の一元的・継続的把握】【医療機関等との連携】などの機能が求められ、テレフォンフォローやトレーシングレポートがより重要視されています。日本調剤では、トレーシングレポート実施店舗割合は98%以上と高い水準で実施しています。テレフォンフォローによる患者さまとの接し方やトレーシングレポートの具体的な書き方など、かねてよりこれらに取り組んできた日本調剤がこれまで培ったノウハウを研修で伝えました。
(※テレフォンフォロー…副作用の有無や服薬状況の確認のために、服薬指導後1~2週間後を目安に患者さまへお電話で状況確認すること)

また、近年ニーズが高まっているオンライン服薬指導についても講義がありました。日本調剤では、オンライン服薬指導システム「NiCOMS」を自社開発し、全店舗で導入しています。患者さまにとって最適な薬物治療ができるよう選択肢を増やすとともに、日本調剤の社員として最先端の医療に携わる経験を積むことができます。

他にも、処方監査や疑義照会、調剤過誤防止についての研修などもあり、薬局・薬剤師業務について様々な角度から学び、理解を深めました。

 

新入社員研修では、薬剤師の土台となる部分について学びました。いよいよ店舗配属となりますが、店舗配属後も、先輩薬剤師による1年間のマンツーマン指導(オーベン・ネーベン制)や、薬学知識・店舗管理知識を5年間で段階的に学べるe-Learning研修(15ステップアップ研修)があり、まだまだ新入社員へのフォローは続きます。
日本調剤には、成長し続ける薬剤師をサポートする環境が整っているので、自身のなりたい薬剤師へと成長してほしいと思います!

▼詳しい教育・研修制度について知りたい方はこちらもぜひご覧ください!
https://www.nicho.co.jp/shinsotsu/system/basic

次回は、全ての新入社員研修を終えた新入社員へのインタビューをご紹介します!更新をお楽しみに。

LINEで最新情報配信中!