週刊!薬剤師ブログ

キャリア紹介2022.12.02

「FINDAT」を通じて医療業界に貢献するやりがい

日本調剤では、医薬品情報提供ウェブサービス事業として、医薬品情報WEBプラットフォーム「FINDAT」を医療機関に提供しています。
今回は、店舗からFINDAT事業部に異動となり、オフィス勤務薬剤師として活躍している根本さんにインタビューしました!

●「FINDAT」とはどのようなシステムですか?

医療機関における医薬品情報の収集・評価を一元管理し、医療機関の業務効率化をサポートするシステムです。有効で安全かつ経済的な医薬品使用を推進することで、持続可能な医療を国民に提供する役割も担っています。日本調剤では「FINDAT」を自社開発し、多数の医療機関、また最近では教育機関にも貢献しています。

●FINDAT事業部で行っている業務について教えてください!

FINDAT事業部の業務内容としては、国内外の医薬品情報を広く収集し、コンテンツとしてまとめ、「FINDAT」に公開しています。中でも私の担当する業務は、標準フォーミュラリー(※)の作成や新薬の評価、海外規制機関情報など、主に病院薬剤師が行っているような医薬品情報(DI)に関する業務を行っています。また、日本調剤の店舗薬剤師と連携して「FINDAT」の活用方法を検討したり、社外の薬局との勉強会を開催したりなど、コンテンツ作成以外の業務にも携わっています!

※フォーミュラリー…「医療機関において、患者に対する最も有効・安全で経済的な医薬品の使用方針」のこと

●店舗からFINDAT事業部に異動となった経緯を教えてください!

店舗薬剤師として勤務し4年が経った頃、FINDAT事業部の社内公募があり、応募・合格したことで異動となりました!以前から海外、特に英国で用いられているフォーミュラリーに興味があったのですが、社内で行われたフォーミュラリーに関する講演を聞いたことでより興味が深まり、そのタイミングで社内公募があったため応募に至りました。

●店舗薬剤師時代で印象に残っているエピソードなどあれば教えてください!

私のいた店舗では「また利用したい薬局No.1」を掲げ、患者さまにとって心地よい薬局になれるよう店舗改修や待ち時間削減に注力していました。ある患者さまが、ご自宅から薬局まで片道2時間程かかるにも関わらず毎回処方せんを持ってきてくれており、理由をお尋ねしたところ「あなたがいるからこの薬局に来ているのよ」というお言葉をかけてくださいました。それが今でも心に残っています。

●店舗での経験が現在のFINDAT事業部での業務に繋がっていると感じることはありますか?

科学的根拠に基づいた処方提案を行っていたことが今に活きていると感じます。添付文書の情報だけでなく、診療ガイドラインや文献などの情報、患者さまの体調や嗜好、生活習慣も考慮し処方提案を行うことで、患者さま、そして医師にも十分ご納得いただけた上で処方変更が実現しました。この経験から、より質の高い医療を提供するためには「目の前の患者さまにとって最良な医療とは何か」を常に心掛け、様々な情報を収集・評価することが非常に大切であると考えています。

●FINDAT事業部でのやりがいについて教えてください!

自身が作成したコンテンツが外部の有識者(医師、薬剤師、看護師、経済学者、弁護士など)の先生方に認めていただけた時に、楽しさとやりがいを感じます!また「FINDAT」を利用している医療機関から「非常に質の高い情報」「院内フォーミュラリー作成や薬事委員会の資料作成、患者さまの体調モニタリングに役立っている」などの嬉しいお言葉をいただけた時にも大変やりがいを感じました。実臨床でコンテンツをお役立ていただけているということは、最終的に医療を提供される患者さまの利益向上に繋がっていることにもなります。FINDAT事業部の社内公募に応募した理由の1つが、目の前の患者さまだけでなく、より多くの患者さま、そして医療業界全体へ貢献したいと思ったこともありましたので、現在それを実感しながら働くことができています。
日本調剤には、幅広いキャリアがあります。ぜひご自身の興味が向くことに積極的に取り組み、望むキャリアへ就くために様々なことに挑戦してほしいと思います!

 

▼「FINDAT」についてもっと詳しく知りたい方はこちら

【ホームページ】https://info.findat.jp/

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