社員紹介

キャリアスタイル

在宅医療部 Y・Hさん

2012年入社 > 在宅医療部

【在宅医療部の仕事】
在宅医療のエキスパート部署。医師や看護師、ヘルパーの方など医療チームと連携し、難病の小児から高齢者まで、幅広い方の在宅医療を支える。無菌調剤室での調剤も担当。

天職と思える仕事に出会えた。
薬というものの効果の大きさに興味を持ち、また人と接する仕事がしたかったので、薬剤師を目指しました。前職は病院で働いていたのですが、思っていたよりも患者さまとの距離が遠いということを感じていました。 もっと患者さまと近い距離で仕事がしたいと思っていた時、日本調剤に在宅医療専任の仕事があると知りました。以前から興味のあった緩和医療の分野も勉強できると思い、転職を決意。今では天職を見つけたと思っています。現在は約50名の患者さまを受け持っています。ご自宅で最期を迎えたいというがんの末期の方、認知症のためにお薬の管理が難しい方、難病をお持ちの小児の方。お薬の説明はもちろん、症状の聞き取り、残薬の確認、必要な方にはお薬カレンダーへのセットや、バイタルの測定などを行っています。

一人ひとりの患者さまとの出会いが宝物。
薬に関わるサポートだけでなく、精神的な面でも支えになりたいと思っています。あるターミナルの患者さまから、「あなたの声を聞くと安心するから」とよくお電話を頂いていました。身体的な痛みだけでなく、残されるご家族を思う不安や死への恐怖など、たくさんの苦しみを上手に取り除いてあげられない自分をもどかしく感じていました。そのため、亡くなったと聞いたときには、ショックのあまり床に座り込んでしまいました。後日、亡くなる前に「先生と吉森さんによろしく」とかすれ声でおっしゃっていたと伺い、無力感やさまざまな自分への問いと共に、患者さまへの感謝の気持ちが湧いてきました。患者さまから教えていただくことはとても多く、一人ひとりの患者さまのとの出会いが宝物です。

お薬と一緒に、あたたかい気持ちになってもらえるように。
それぞれの患者さまが抱えている、体や心の苦しみを、私たちがすべて理解することは、どんなに寄り添ってもなかなか難しいことです。それでも、少しでも力になりたいと思っている人がいることを、患者さまに感じてもらえたら、と思っています。お薬と一緒に、あたたかい気持ちになっていただけるような何かをお渡しできる薬剤師でありたいです。

SPECIAL MOVIE

日本調剤ではたらく、薬剤師の日常。在宅医療の現場で、まっすぐに寄り添う日々をご紹介します。

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