週刊!薬剤師ブログ

新入社員研修直前特別企画!2025.03.19

研修講師インタビュー~後編~

充実した教育体制が自慢の日本調剤。
入社後初めに受ける約1ヶ月の新入社員研修は、webと対面のハイブリッド形式で実施され、社内の教育専門部署がプログラムを作成しています。

今回は、全2回で研修講師のお二人にインタビュー!
後編は新人研修責任者のHさんです。

前編はこちら(https://www1.nicho.co.jp/shinsotsu/cat7/blog224

■Hさんのプロフィール
2009年 新卒入社
九州→関東→関西…と様々な場所の薬局勤務を経験
2020年 教育情報部に異動し、研修担当として着任。

店舗経験を活かし、店舗実務に役立つ研修をつくってきました。現在は新入社員研修の責任者として、他部署との調整や研修内容作成の中心となっています。

■Q.新卒社員研修で担当する予定の講義を教えてください!
●シミュレーション研修
医療事務や管理栄養士など全職種合同で実施します。グループで協力して課題をこなすことで、社会人に必要な能力について、「気づき」を得てもらいたいです。

●チームラリー
同じエリアに配属される同期とチーム単位でトライ。「お互いの事をあまりよく知らない」状況下で協力することの大切さを学んでもらう内容です。

●テレフォンフォローアップ演習、トレーシングレポート演習
現在の薬局薬剤師に欠かせない業務について学ぶとともに、あわせて、社会人としての礼儀作法(言葉遣い、文書の書き方等)も身につけるための講義です。

■Q.研修を通してどんなことを学んでもらいたいと思っていますか?
グループワークやディスカッションなどを通じて自分とは違った考え方をする同期がいること、それぞれが重要視するポイントが異なることなど、同期とともに受講するからこそ知ることができる「気づき」を大事に学んでもらいたいですね。

■Q.「気づき」がポイントですね!
当社の新人研修で代々大事にしてきたものの1つだと思います。
インターネットが発達した時代に、あえてみんなで集まって対面で実施することで、講師との交流や、同期同士の交流が生まれ、その中で様々な「気づき」があると思います。
例えば「この人すごいな」「こんな風になりたいな」という気持ちだったり、仕事をする上で必要な心構えだったり…。
他人から教えられるのではなく、交流の中で自ら気づくことが新人研修の大きな意味になると思っています。

■Q. 最近はどんなお仕事をされていますか?
法令や世の情勢は日々変わっていくので、講義資料のアップデートは3月末ギリギリまで実施中です。対面やメール・チャット、時にはオンライン会議で講義内容を調節したり、互いに資料の出来をチェックしたりも毎年この時期見慣れた風景になっています。

■Q. 教育情報部のメンバーはどんな雰囲気ですか?
会社の教育を担うため、比較的ベテランの社員が多く、知識豊富な方が集まっています。1人1人、カラーが違って、講義のスタイルも違うので、当日をお楽しみに!

■Q.新入社員研修に向けた、Hさんの思いを聞かせてください。
私たち研修講師にとっては「年に1回ずつ行う、恒例の新人研修」ですが、皆さんにとっては「一生に一度の、取返しの効かない新人研修」であることを忘れないようにしています。
社会に出る前のまっさらな状態で同期と意見を交わし、共に学ぶ機会は二度とありません。
この新人研修では先に述べた「気づき」をはじめとして、新人研修だからこそできる「仕掛け」をちりばめています。単に「同期と一緒に過ごせて楽しい研修だった」だけで終わらないように努めました。研修講師の思惑にも少しだけ思いを馳せながら受講していただけると嬉しいです。

■Q.最後に、新入社員へメッセージをお願いします!
私は九州の大学を出て入社しました。
当時も新人研修は東京・つくばでした。同期がたくさんいた分、色々な違いが目に入って、思い返せばポジティブな気持ちばかりではなかったかもしれません。
ですが、「研修期間を楽しいものにしよう」と意識すれば、そういったこともあまり気にせず、楽しい時間を過ごせるのではないでしょうか。
研修に意義があったか・なかったか、楽しかったか・楽しくなかったか、どんな経験値に変えるのかは皆さん次第です。
研修会場のつくばで皆さんにお会いするのを楽しみにしています。


 

取材中、何度も登場した、「楽しむ」という言葉。
学びはもちろんですが、やっぱり楽しく過ごすことも大事にしてほしいというHさんの思いが伝わってきました!

4月以降は新入社員研修当日の様子もレポート予定です!どうぞお楽しみに♪

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