キャリアスタイル
薬剤管理部 I・Mさん
2002年入社 > 店舗薬剤師>管理薬剤師>エリアマネージャー>薬剤管理部
【薬剤管理部の仕事】
日本調剤の全薬局が適切かつ円滑に業務を進められるよう、薬局の運営ルールや手順を定め、発信し、導入・運用するサポートを行う。薬局事業に関する大規模な会議の運営も担当している。
運営ルールを定め、徹底できるよう発信する
薬剤管理部では薬局店舗の運営ルール決めなどを担っています。会社全体として薬局で取り組むべきことの方針を決めて、それを各店舗が間違いなく実施できるよう発信していくのが大きな役目です。
コロナ禍での感染対策やオンライン服薬指導を先導
例えばここ数年だとコロナ禍での感染対策。薬局としてどうしていくか。患者さまもスタッフも安全を確保するにはどうしたらいいか。検討して、本部で決めたことを各店舗へ発信していました。
私たち管理部も初めての経験で右往左往しましたが、店舗スタッフはもっと不安を抱えています。待ったなしの状況だったので、色々な部署と連携してスピード感を持って進め、必要な情報を適切なタイミングで、整理して店舗へ伝えていく、というのがミッションでした。
オンライン服薬指導もその時にぐっと進んだので、会社全体で方針を決めていき、それを店舗へ発信するのが私たちの重要なお仕事でしたね。
薬局で働くスタッフに寄り添い、情報を伝えたい。
薬局で勤務するスタッフは3000人以上に上るので、色々な方がいます。一つの言葉・文章でもそれぞれ捉え方が変わってくるので、文章・伝え方を意識して発信しています。
現場での経験があると、なんとなく「こういう風に理解・解釈されるかも?」とか、「こんなことを教えてほしいだろうな」といったことが感覚として掴めます。店舗スタッフは目の前の業務にできるだけ集中してほしいので、そうした中で情報の重要な部分を捉えてもらえるよう、見せ方や発信の仕方を意識しています。
現場経験があるからこそ。スタッフにも患者さまにも向き合い続ける。
現在、方針や仕組み、導入する設備やシステムなどを検討する際には、「患者さまにとってどうか?」「薬局スタッフがスムーズに業務を進められるか?」「薬局全体として効率的で質の高い運営ができるか?」といった多角的な視点から、最適な意見やアイデアを提案できていると思っています。
患者さまと直接向き合う仕事からは離れましたが、患者さまと日々向き合う薬局スタッフみんなの気持ちは、いつも心にとめています。日本調剤の根本にある「患者さまと真摯に向き合う」ということを、白衣を脱いだとしても、忘れないようにすること。
それが、マネジメントや会社経営側の立場に立っても「患者さま目線」から外れないために大切だと思っています。どんな立場になっても、医療人としての大切な気持ちを忘れずに、さまざまな場面に対応する柔軟性や吸収力。それがキャリアを歩む時の支えになると思います。