週刊!薬剤師ブログ

ジョブチャレ®体験記2023.08.07

日本調剤だからこそ、できた経験を強みに。患者さまの治療や健康を支えていきたい。

日本調剤の社員として病院勤務を経験する「社外ジョブチャレンジ制度(通称:ジョブチャレ®)」。
専門知識・スキルを磨く、日本調剤の人気キャリアの一つです。
今回は、新卒入社後に3年間のジョブチャレで2病院を経験。現在は薬局に戻り店舗責任者も務める福田さんに、体験記を語っていただきました!

◆記事のラストには、ジョブチャレのイベント案内もあります!

病院を経験できるチャンス!と意気込み参加。
手術室では、薬局とは異なる緊張感も。

「就職活動をしていた当時も、薬局と病院で迷っていました。最終的に日本調剤に入社を決めたのも、病院実務研修が大きかったので(就活当時はジョブチャレ発足前)、ジョブチャレに声をかけていただいた時は、良いチャンスを頂いたと思いました。1か月ほど事前研修があったのですが、同じ病院に配属される日本調剤の仲間もたくさんいたので、心強かったです。事前研修では、病院経験者からの体験談も聞くことができたので、しっかり準備をしたうえで病院勤務をスタートすることができました。

最初の病院では、手術室の医薬品管理を担当しました。薬剤師・麻酔科医・看護師で連携をとりながら、手術に必要な医薬品の管理や受け渡し、また手術予定を確認しながら医薬品の在庫チェックなども行っていました。その病院では手術が1日に30~40件、さらに毎日のように心臓の手術や緊急手術もあり、生死が目の前にある状況なので、やはり薬局とは違う緊張感がありました」

入院・手術・副作用。大変な治療をされてきた
患者さまのバックグラウンドに寄り添って。

「手術に入るときの患者さまの緊張感も、間近で感じていました。

手術前の持参薬確認・薬の飲み合わせなどの確認から始まって、実際に手術に入るまでの経過は、なかなか見ることはないと思います。手術を終えて退院され、外来通院されている方も多くいらっしゃいますが、ただ「大変でしたね」と声をかけるのではなく、その一連の流れを知っているからこそ、寄り添って傾聴する姿勢が身に着いたと思っています。

これは手術に限った話ではなく、例えば外来での抗がん剤治療においても同じです。長い方だと半日くらい点滴をされている方もいらっしゃいます。吐き気などの副作用もかなり大変ですし、そういった患者さまのバックグラウンドや治療の流れを知っていることで、気づけることや言葉選びも変わったかなと思います。もちろん、私自身が病気や治療を体験したわけではないですが、一歩踏み込んだ服薬指導にはつながっているかと思います」

外から来た、は関係なく。
その病院の薬剤師としての責務を果たす気持ちで。

「ジョブチャレは、日本調剤の社員であるのと同時に、勤務する病院の薬剤師でもあります。最初に勤務開始したときは、外から来たという感じはもちろんありましたが、中に入ってしまえばもう関係なく、その病院の薬剤師です。麻酔科医や看護師、その他医療スタッフなどたくさんの方と関わるなかで、「外から来た」という意識ではなく、「病院の薬剤師としての責務を果たす」という意識で臨んでいました。その点は、研修とはまた違った意識だったかもしれないですね。

最初の病院で2年間勤務したあと、別の病院で1年間勤務しました。1つ目の病院での勤務終了時に、薬局に戻るかどうか上司とも相談しました。病院の比較もしてみてほしい、という話もあったので、継続して2病院目のジョブチャレに参加しました。やはり病院が違えば業務内容も雰囲気も、また他職種との距離の近さも異なる環境だったので、良い経験になったと思います」

治療方針の選択に関わった経験が
薬局での処方解析に生きる。

「ジョブチャレを通して、医師や看護師をはじめとした多職種連携、特に治療方針にも関わることができたのは、大きな経験になったと思います。例えば、医師から「この患者さまの腎機能が徐々に下がってきているから薬を変えたいと思うんだけど、どういう薬がいい?」と聞かれた際、その時は糖尿病の薬だったのですが、いくつか提案したところ、「ではこの薬で様子を見ていこうか」と実際に提案した薬を採用していただけました。このような事例は、他にも少なくありません。検査値を見ながら薬の減量をするなど、医師などと信頼関係を築きながら治療方針に関われたことは、貴重な経験の一つです。

薬局に戻ってからも、今は処方せんに検査値がつくことも多くなってきたので、ただ処方せんを見て薬を渡すのではなく、検査値の変動を見ながら「数値が安定しているから、このお薬で継続なんだな」など、ある程度の処方解析ができるようになったのは強みかなと思っています。

疑義照会をするときも、ただ添付文書をみて用量が違うから疑義照会をするのではなく、医師の意図を汲み取ったうえで、「こうだからこの処方なんですよね」というように、自分で処方解析をしてから疑義照会をするようにしています。薬局だと、医師の顔が見えない場面ももちろんありますから、顔が見えないからこその信頼関係を築くことも大事かなと思います。医師の忙しさも間近で見てきたぶん、より感じますね」

日本調剤だからこそ、できた経験を糧に。
自分の強みを生かしていきたい。

「これからは在宅医療の必要性もより高まってきますし、注射薬や検査値の知識・処方解析・多職種連携など、多くのスキルが求められるようになると思います。薬局薬剤師は、患者さまと長期的に関われる身近な存在だと思うので、食生活や健康相談など、健康管理の窓口になるような役割も果たしていけたらと思っています。

日本調剤に入社しなかったら、3年も病院を経験して薬局にまた戻ってくるなんて経験はできなかったと思います。薬剤師として多くの知識や経験を磨くチャンスなので、興味があればぜひ参加してみてほしいと思います」

ジョブチャレで得た経験を活かし活躍する福田さん。
そんな福田さんをはじめとしたジョブチャレ経験者が登場する「キャリアスタイルセミナー(ジョブチャレ編)」のご予約を受付中です!
ジョブチャレについてもっと詳しい話を聞きたい方は、ぜひイベントにお越しください★

◆◇◆ イベントのご案内 ◆◇◆

キャリアスタイルセミナー(ジョブチャレ編)

実施日程 :8/27(日)満席、9/24(日) 10:00~13:00
対象学年 :薬学部5年生(2025年3月卒業予定)

※WEB開催。業界理解セミナーつき!
※満席になり次第受付終了となります。

▼詳細&ご予約はこちら!
https://www.nicho.co.jp/internship

▼ジョブチャレの概要はこちら
https://www.nicho.co.jp/shinsotsu/career/challenge

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