週刊!薬剤師ブログ

外来がん治療認定薬剤師2022.03.10

“医療人”として薬剤師の職能を発揮するために

●日本調剤は「外来がん治療認定薬剤師」の在籍数が“調剤薬局業界最多!”

日本調剤は「対物業務から対人業務」へ医療環境が変化する中でも、患者さまに質の高い医療を提供するため、創業当初から“医療人”としての薬剤師教育に注力してきました。その結果として、外来がん治療認定薬剤師の取得者は調剤薬局業界トップの27名であり、薬局に所属する外来がん治療認定薬剤師の内約3分の1が日本調剤に所属しています。
外来がん治療認定薬剤師となるためには、以下の取得要件を満たす必要があり容易ではないことが窺えます。

ではなぜ“調剤薬局業界最多”の所属数を誇れるのか、1つ目は「高度薬学管理を担う環境」があるからです。例えば、取得要件である「がん患者さまへの介入事例を10症例提出」するためには、まずがん患者さまが来局される店舗でないと症例作成が難しくなります。日本調剤は総合病院・大学病院門前、敷地内薬局が約70%を占めているため、症例作成がしやすい環境が多くあるという強みを持っています。
2つ目は「認定取得強化チーム」を設け、資格取得のサポートを行っているからです。サポート内容は多岐にわたります。

■研修・勉強会
日本調剤には「がん指導薬剤師」の認定を取得している方が在籍しています。がん化学療法に関する書籍の編集にも関わっているがん治療のスペシャリストです。「がん患者さまへの介入事例を10症例提出」するにあたり、作成した症例は全て「がん指導薬剤師」の査読を受けることができます。またその際にアドバイスも受けることができるためより理解が深まり、認定試験の通過率も上がりやすくなります。
他にも、調剤室・注射剤室・混注・製剤室・DI・病棟業務などを学べる「病院実務研修」への参加や社内外での勉強会・講習会など学ぶ機会が多くあります。

■情報共有
合格者の提出症例や試験対策資料をいつでも閲覧可能な状態で提供しています。認定強化取得チームにもオーベン・ネーベン制があるので、合格者から直接アドバイスをもらうこともできます。例えば症例作成の際には、介入の仕方や作成のコツなど、メールや電話、Zoomを使用してきめ細やかなサポートを行っています。

■進捗管理
「がん領域の講習・研修を60単位以上履修」の取得要件を満たすため、講習会のお知らせや単位取得状況の進捗を管理しています。他にも提出書類や試験までのスケジュールも管理しており、資格取得に集中できる環境を整えています。

■費用支援
単位取得に必要な講習会や学会の参加費・交通費、試験受験費用など取得にかかる費用は全額会社が負担します。また、休日の学会参加の場合は振替休日も与えられます。

外来がん治療認定薬剤師を含む、会社が指定する7つの外部認定資格のいずれかを取得すると、月額50,000円の手当が給与に上乗せ支給されるなど、資格取得後のサポートも受けることができます。このように、高度薬学管理を担う環境があること、「がん指導薬剤師」や外来がん治療認定薬剤師が多く在籍しており社内で育成できる環境があること、スキルアップを目指す薬剤師の研鑽を積極的にサポートしていることが、外来がん治療認定薬剤師調剤薬局業界トップの所属数を誇れる理由に繋がっています。

 

●「外来がん治療認定薬剤師」の役割とは

現在のがん治療は外来が主流になりつつあり、院外でも安心して薬物治療を続けられるよう、高度なスキルと専門知識を持った薬局薬剤師が必要とされています。その専門性を有した薬剤師の指標の一つであるのが「外来がん治療認定薬剤師」です。外来がん治療を安全に行うための知識とスキルを持ち、がん患者さまとそのご家族をサポートできる薬剤師を養成するために創設されました。
日本調剤では認定取得者による後進の育成にも力を入れており、認定取得を目指す薬剤師を全面的にバックアップしています。“医療人”として薬剤師が高い職能を発揮できる環境を引き続き整えていきます。

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