週刊!薬剤師ブログ

新人薬剤師奮闘記2023.03.30

「教育の日本調剤」を実感!楽しくやりがいのある場所

3月も下旬となり、昨年新卒で日本調剤に入社した新人薬剤師たちも社会人生活1年目を終えようとしています。
この1年間をどのように過ごしてきたのか、新人薬剤師の森﨑さんにインタビューしました!

●店舗についてご紹介をお願いします!

私が勤務している店舗は大学病院の敷地内薬局です!店舗スタッフは薬剤師12名、医療事務5名、管理栄養士1名の計18名が在籍しており、若手が多いのでワイワイと仲の良い雰囲気で毎日楽しく働いています。
店舗には無菌調剤室があり、輸液の混注や医療用麻薬も扱っています。大学病院の敷地内薬局ということもあり、がんやHIV、難病など幅広い処方に触れる機会が多くの分知識も求められますが、外来がん治療専門薬剤師、HIV感染症薬物療法認定薬剤師の資格を持った先輩も在籍しており、知識が豊富で尊敬できる先輩方に優しく教えていただけて、やりがいのある環境で日々勉強することができています。

●新人薬剤師として、この1年間をどのように過ごしましたか?

4月の新入社員研修では、電話応対やCS(患者さま満足)、服薬指導、業務の一連の流れなどについて学びました。コロナ禍ということもありオンラインでの研修となりましたが、分かりやすく丁寧に教えていただけたので、店舗配属後も不安なく働けたことを覚えています。
店舗業務がスタートした5月は、処方せんの入力をしたり調剤しながら薬剤の場所を覚えたり、調剤室の中の仕事を中心に行いつつ、先輩の服薬指導を見て学んでいました。6月中旬頃から先輩に付き添っていただきながら簡単な服薬指導を行い、7月からは処方監査も行いました。
9月10月には仕事にも慣れ、店舗応援や在宅も担当するようになり、薬局の運営に欠かせない薬剤の発注や事務業務などの仕事も少しずつ任せてもらえるようになりました。
12月には、全国各地の同期とのオンライン交流会があり、自分の店舗とは異なる都道府県で働いている同期とレクリエーションを楽しむことができました。地方の働き方や患者さまの特色なども知れて、様々な地域で働いてみたいと考えるようになり刺激をもらえる良い機会でした。

●オーベンとの関わりについて教えてください!

オーベン(※1)は2年目の方で、薬のことから事務業務のことまで何でも優しく教えてくれ、「分からないことがあればいつでも聞いてね」と気遣ってくれる優しい先輩です。オーベンだけでなく、店舗の方たち全員がいろいろなことを教えてくださっています。先輩方が協力して自分を見守って育ててくれるので、任せてもらえる業務が増えるたびにできることが広がり、仕事が楽しいです!自分が先輩になった時には、オーベンや他の先輩方にしてもらったように優しく丁寧に教えて、日本調剤の良い流れを繋げていきたいです!

(※1オーベン…店舗でのOJT研修「オーベン・ネーベン制」における指導役の先輩薬剤師のこと)

●日本調剤の学習コンテンツで特に役に立ったと思うものは何ですか?

教育情報部の集合研修です!4月の新入社員研修の他にも定期的に集合研修があり、その内の1つのプログラムで適応外処方の薬剤について学んだのですが、実際に店舗で患者さまに質問されたことがあり、スムーズに答えることができました。日本調剤の研修は本当に実践力が身に付くと実感した瞬間でした。また、集合研修は定期的に行われていて、同期と一緒に作業を進める内容の研修もあるので横の繋がりもたくさんできました!
他にも、自己学習のために聞いていた同期の症例発表の中で、授乳中に使用できる抗アレルギー薬に関するものがあり、その発表を聞いていたおかげで医師への疑義照会・薬の変更までスムーズに行えた経験もあり、いろいろなものが学びに繋がっているなと思います。

●患者さま対応で印象に残ったことを教えてください!

新型コロナウイルス感染症で治療薬のラゲブリオが処方されている患者さまがおり、自分が服薬指導を担当しました。ラゲブリオは特例承認された薬剤なので、患者さまは医師の説明を受け同意書を記載する必要があります。患者さまは基礎疾患をお持ちで、医師からは簡単に説明を受けただけなので治療に不安を感じているとのことでした。どのような副作用があるか、どのくらいの確率で発生するのかなどを丁寧に説明し、3日後にテレフォンフォロー(※2)で副作用が発生していないかの確認を行ったところ、下痢などの副作用は出ておらず、熱も咳も改善され食欲も回復して元気ですとの返答がありました。その際に「民間の薬剤師さんは優しい、コロナになりとても不安でしたが丁寧に説明してくださったので安心して薬も飲めて元気になりました。あなたに担当してもらえて良かった。また病院に行った時にはお世話になります。」とおっしゃっていただけました。そのお言葉で、薬剤師としてのやりがいを非常に感じましたし、今でも働く上での原動力となっています。

(※2テレフォンフォロー…副作用の有無や服薬状況の確認のために、服薬指導後1~2週間後を目安に患者さまへお電話で状況確認すること)

●2年目の目標について教えてください!

がんの患者さまも多くいらっしゃるので、少しでも不安を取り除けるようになりたいですし、「また日本調剤の薬剤師に対応してほしい」と思ってもらえるような、患者さまから信頼される薬剤師になりたいです。そのためにも疾病や薬物治療についての知識をさらに身に付けて、将来的には外来がん治療専門薬剤師になりたいと考えています!

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