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2020.01.22 UPDATE

週刊!薬剤師ブログ

店舗紹介2020.01.22

病院と顔の見える関係がある!~検査値活用の可能性を社内に伝えたい~

こんにちは。東北医科薬科大学出身、2017年入社の佐々木春香です。東北にある総合病院門前店舗で勤務しており、入社3年目ですが最近管理薬剤師をさせていただくことになり、新たな刺激のある毎日を送っています。
薬局は処方せん枚数100枚前後、内容は総合病院門前のため幅広く、在宅は月に50件ほど実施しています。また以前から病院との連携に力を入れています。
今回、その取り組みを評価いただき、社内学術大会で発表させていただく機会がありましたので、今回はそのお話しをさせていただきます。

●病院の薬剤師と自然に顔の見える関係ができている薬局
病院と患者さまの情報を共有するためのトレーシングレポート。社内でもFAXで送る薬局が多いですが、私が勤務する薬局では、トレーシングレポートを病院の薬剤部に直接持っていき、一枚一枚説明しています。
入社1年目からそれが当たり前だったので、自然と私自身も病院の薬剤師さんと顔の見える関係ができています。

薬局にある最古のトレーシングレポートは平成12年のもの!なんと約20年前から病院への情報提供をしていました。これまでの積み重ねや、積極的に薬局と病院で関係づくりをしていく姿勢が今に繋がっているのだと思います。

●検査値つき処方せんで連携が強化
学術大会では、当薬局の病院との連携の一環である「検査値活用」について発表させてもらいました。

主応需先である病院では2017年7月より処方せんに「次回予約日や検査値を確認の上調剤願います」とコメントが追記され、血液検査、尿検査の結果(検査値)を一緒に患者さまに交付しています。
それをきっかけに病院の薬剤部と連携し、特に腎機能に応じた適切な用法用量での薬物治療の実施を目指し、現在も取り組みを続けています。

腎機能低下を理由に疑義紹介を行い処方変更に至った例や、トレーシングレポートの提出により処方変更がされる例が多くあり、病院側にも薬局薬剤師からの意見をしっかり受け取る姿勢があるため、こちらが積極的に介入したことが患者さまのお役に立てているということを改めて感じています。

処方変更に至らなかった例でも、薬物血中濃度測定の実施など病院側で何らかの対応があり、薬薬連携を強めるものとなりました。さらに、自覚症状のない患者さまに、「この薬を飲むとこの検査値が下がります」と伝えたところ、納得して服用していただけることが増えました。ご自分から検査値を見せて質問してくださる患者さまも増えています。

●病院からは発表のサポートも。調剤薬局の可能性をもっと知らせたい!
調剤薬局での検査値活用による病院との連携や患者さまの治療への介入がここまでできることを知ってもらいたい、広めていけたらいいと思い社内学術大会での発表にチャレンジ。ご好評もいただき、ポスター発表部門において優秀賞をいただきました。

また学会発表することを病院の薬剤師さんに伝えたところ、聞きたいと言ってくださって、貴重なお昼休みの時間に発表の練習をさせてくださいました。
計2回練習させていただき、たくさんのアドバイスをもらって、本番では落ち着いて発表することができました。
業務には直接関係のないことにも関わらず、病院と薬局の連携について発表すること、私がその場に立つということで病院の薬剤師さん全員が集まってくださったのがとても嬉しかったです。

●これからも、つながりやプロとしての研鑽を大切に
薬薬連携の取り組みが評価され、10月から管理薬剤師を任されています。最初は不安もありましたが、いつも優しく協力してくれる店舗のみなさんに助けられています。

管理薬剤師になると得られる情報が多く、業界動向など、会社の取り組みの背景にあるものがよくわかるようになりました。さらに、患者さま対応以外にもやりがいを感じる瞬間が増えました。
問題点があったとき、みんなと話し合ってルールを決めて、それが上手くいったとき、嬉しく感じます。

管理薬剤師になり薬局を引っ張る立場となりましたが、より薬局と病院、また地域のケアマネージャーとの関係性を強めていきたいと思っています。またそのためにも、薬剤師として腎疾患に関してより理解を深めたい。
これまでに積み重ねてきた様々なつながりを大切にしながら、もっと患者さまの治療に貢献できる薬局を目指します。