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2020.07.30 UPDATE

週刊!薬剤師ブログ

外来がん治療認定薬剤師2020.07.30

新規認定取得者インタビュー!

日本調剤では認定・専門薬剤師の育成に力を入れており、高い専門性を要し取得条件も厳しい「外来がん治療認定薬剤師」について、調剤薬局・ドラッグストア業界で最も多い21名が認定を取得しています。(★21名の認定取得について詳細はこちら
そこで今回は、20年4月末の合格発表を受けて外来がん治療認定薬剤師に新規に合格した6名の社員のうち、認定取得強化チームに所属し共に切磋琢磨してきた新卒入社の2名にスポットをあて、インタビューを行いました!認定取得強化チームのサポートは役立ったのか?認定を取ろうと思ったきっかけは何だったのか?今後は認定をどう生かしていくかなどじっくり紹介します。是非最後までお読みください☆

Q.自己紹介をお願いします!

(渡邊)渡邊宣章です。神戸薬科大学を卒業し2002年に新卒入社しました。最初の2年間は広島で勤務、その後関西地区に帰ってきて、2005年からは管理薬剤師を大阪の6店舗で務めていました。2018年にはがんセンターで1年間の研修に参加し、現在に至ります。
(久米)久米七恵です。同志社女子大学出身、2013年4月に新卒で入社し、いくつかの門前薬局を経験し2017年9月からは病院実務研修に参加しました。現在は大阪府にある総合病院門前薬局で、幅広い処方せんに触れながら学びを深める毎日です。

(左)渡邊さん (右)久米さん。同じ店舗で活躍し認定取得を目指していました。

Q.認定を取得しようと思ったきっかけを教えてください。

(渡邊)認定資格については今まであまり深く考えて来なかったのですが、社内面談で認定の話題が出た際に「外来がん治療認定薬剤師」の存在とその取得をサポートするチームが社内にあることを知りました。認定取得に向けて知識を習得することで、それまでどこか当たり障りのない対応をしてきた抗がん剤の服薬指導のレベルを上げてもっと患者さまに貢献したいと思ったのが取得を目指したきっかけです。

(久米)外来がん治療認定薬剤師の取得をしようと思ったのは、病院実務研修(※)に参加して薬局以外で働く薬剤師や他職種の方々と関わったり、入院患者さまを含め様々な患者さまとお会いする機会が増える中で、薬剤師として患者さまにより貢献するためにも、自分の得意分野を持つことは今後強みになるなと感じたのがきっかけです。薬局で働く薬剤師として、患者さまや薬局を取り巻く様々な医療関係者の方々に寄与できるよう専門性をもっと高めていきたいと考え、認定取得を目指しました。

(※病院実務研修…2014年から継続して行われている提携先の病院で実務を学ぶ研修制度。注射の手技や抗がん剤のレジメン、病棟業務等を数か月にわたり学ぶことができます。強化チームメンバーの多くが参加し、知識と経験を磨いています。)


*店舗で日々学びを深めています。患者さまフォローは薬局薬剤師の大切な仕事。

Q.認定取得強化チームは、実際どのように役立ちましたか。

(渡邊)認定取得強化チームでは、各種のセミナーや学術大会への参加費用などの負担をしてくれたり、認定取得に必要な症例を集めやすい環境で勤務させていただいたり、症例を添削していただいたりと多くのサポートがあり、安心して認定取得を目指せて本当にありがたかったです。

同じく認定取得強化チームに入っていた久米さんが当時同じ店舗にいたのも大きかったです。学んだことをお互いに話すことで理解が深まりましたし、志を同じくする人がいるのは良い刺激になりました。認定取得サポートチームには費用面や勉強面だけでなく、気持ちの面でも支えてもらっていて、それが一番ありがたかった部分かもしれません。

(久米)認定取得に興味を持ち始めたところに認定取得強化チームのメンバー募集のお知らせがあり、立候補しました。
外来がん治療認定薬剤師の取得のためには、10以上の症例の提出や試験の通過、課題提出などが求められますので、日々の業務を行いながら並行して準備を行います。
9月まではチームの方に添削を受けながら症例の作成を主に行い、抗がん剤服用中の患者さまをできるだけ毎回担当するようにしていました。症例提出後には、筆記試験に向けて勉強を開始し、毎日数分だけでも勉強を行うようにしていました。

認定取得強化チームに入っている大阪エリアの方も少なくなく、学会や研修などを楽しく受けることができたのは一人じゃなかったからだと思います。皆頑張っているので私も頑張ろう!と励みになりました。同じ目標を持った方々がいるのは心強いですし、色々な方々のサポートがあったからこそ合格できたのだと実感しています。

*患者さまの疾患を理解し、よりそれぞれの状況に寄り添った服薬指導を行います。

Q.病院実務研修で学んだことは認定取得に活かせましたか。

(渡邊)研修では点滴抗がん剤のミキシングや入院患者さまの輸液・注射剤の準備、点滴抗がん剤のミキシング指示の妥当性のチェックなどの業務のほか、病棟業務などを経験させていただきました。投与の妥当性の判断や必要な支持療法薬の考え方、抗がん剤で起こりうる副作用とその対策などの服薬指導は普段と異なる環境での経験を通してレベルアップしましたし、今回の認定取得にも寄与してくれたと感じています。

(久米)病院での業務を一通り体験させていただき、病院薬剤師の業務についても理解することができました。病院の方々と相互理解を深められ、関係値ができたことで薬局へ戻ってからの薬薬連携に積極的に取り組むきっかけになりましたし、病院実務研修に行く機会をいただいてよかったと思います。

Q.薬局薬剤師として働いていてやりがいを感じることを教えてください。

(渡邊)内服抗がん剤だけでなく病院で受けてきている点滴治療に至るまで副作用の聞き取りを行い、患者さま自身でできる対処法などを説明したときにとても喜んでくださったことが印象に残っています。
薬局ならではの取り組みとしてテレフォンフォローがありますが、例えば点滴治療投与後、副作用が出始めるタイミングなどでお電話をさせていただくので、自宅で辛い思いや不安な気持ちを抱いている患者さまとお話しすることもあります。少しでも患者さまの気持ちを上向きにすることができるよう、試行錯誤の毎日ではありますが、学習してきたことを患者さまに還元できたときはやりがいを感じます。薬局だからこそ、患者さまとコミュニケーションを取る時間を長く・継続的に持つことができ、患者さまが何気ない相談もできる環境があるのではないかと感じています。

(久米)テレフォンフォローをした患者さまが後日来局された際、この前は電話をくれて安心したよ、ありがとう、など感謝してくださったことが印象に残っています。テレフォンフォローでは、次の受診までの間に体調の確認を行い、何か副作用が出ている場合などはトレーシングレポートで追加薬など解決策の提案も行っていて、実際にそれを反映していただくことも少なくありません。病院の外で治療を続けている患者さまの副作用に早急に気づき対処することは継続的に関わりを持ち続けている私たちの役目なので、不安を感じておられる患者さまの力になれて、笑顔で薬局を出る患者さまの姿を見られることは嬉しいですし、責任とやりがいを感じます。

Q.認定に合格した時の率直な気持ちを教えてください!

(渡邊)病院実務研修でお世話になった方々には実際の介入症例についても様々なアドバイスをいただきましたし、会社にたくさんサポートをしていただいていることに報いるためにも、自分の中に合格するという選択肢以外なく、人生で一番真剣に勉強していたのではないかと思うほどでしたので、本当に嬉しかったです!

(久米)認定を取得できて、率直な気持ちは安心です。よかった、と思いました。実は昨年は一歩及ばず不合格になってしまっていて、今年は絶対合格したいと思っていたので、無事合格できてよかったです!サポートしてくれた周りの方々に本当に感謝しています。

Q.これから、薬局で認定をどのように活かしていきたいですか。

(渡邊)今は自分が認定者であるという誇りを持つとともに、周囲の薬剤師からも認定者として見られることも自覚し、責任と使命感を感じながら業務にあたっています。
自分自身としてはまだ認定をいただいただけに過ぎず、スタート地点に立っただけの状態です。引き続きしっかり勉強してより高いレベルの薬剤師を目指していきたいと思います。
また将来的には、社内に向けて認定資格取得を目指していく薬剤師の支援を行い、難易度の高い抗がん剤治療に対して踏み込んだ知識を持ち患者さまに向き合える薬剤師をもっと増やしていきたいと思います。

(久米)がん患者さまの入院日数はどんどん短くなり、抗がん剤治療は外来に移行し、がんは通院で治療していくものになってきています。外来で通院する患者さんにとって調剤薬局でのフォローは必須になってきていると思いますので、長期的に治療に関わってサポートしていきたいと思っています。患者さまが安心して治療を続けられるように、話し相手になるだけでなく、専門的な知識を持って適切にアドバイスをしていきたいです。
気軽に相談できるような薬剤師を目指して、今後も勉強を続けていきたいと思います。


*後続の薬剤師たちにもっと活躍してほしい!現在も後輩への指導は欠かしません。

 

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