約1か月間にわたる新入社員研修がスタート！今年度はオンラインと対面のハイブリッド型で開催しています。前回に引き続き、新入社員研修の様子をレポートします♪

●チームやペアのロールプレイ＆発表でさらに理解を深める！

オンライン研修で学んだCS・ビジネスマナーを対面研修でより実践的に学んでいきます。オンラインの研修では、患者さま応対時の言葉遣いや基本動作、電話応対など、講師に合わせて一人ひとり練習を行い、その後の対面研修までに応対用語などを覚える課題が出ました。対面研修では、覚えた応対用語を使って患者さま応対ができるようロールプレイをしていきます。新入社員は「患者さま役」「薬剤師役」と立場の違う役でロールプレイをしながら、頭だけでなく体で、患者さま応対力を身に付けていきます。ロールプレイ後には、講師から良かった点や改善点のフィードバックをもらい、自信を持って店舗で活躍できるように繰り返し練習しました。ロールプレイを繰り返すことで笑顔の大切さを実感し、新入社員は楽しみながらも真剣に研修を受講しました。

チームやペアでのロールプレイが終わった後は、全体に向けた発表を行います。新入社員の中から代表者が登壇し、これまで練習してきたロールプレイを披露してもらいました。患者さま役を演じた教育情報部からの質問に困惑する場面もありましたが、これまで学んできた基礎を応用し、親身に寄り添った患者さま応対を見せてくれました。実際の店舗では常に臨機応変な対応が求められます。新入社員研修で学んだ基礎を活かしながら、先輩たちのもとでさらに実践力を身に付けてほしいと思います。

●患者さまに”伝わる”服薬指導を心掛ける

服薬指導についてもチームでロールプレイを行いました。「患者さま役」「薬剤師役」などの役割をチームメンバーでローテーションし、それぞれが異なる処方内容で服薬指導のロールプレイを行っていきます。ロールプレイを通して、今の自分にできるところ、できないところが何かに気付くことを目的とし、「失敗も含めて楽しむ」をグランドルールとしました。どれだけ『患者情報』を聞き出せるか、どのような服薬指導ができるのか、新入社員たちはこれまで学んだ知識を使い、自身が考える最適な服薬指導を行いました。

ロールプレイ後は、「薬剤師役」時に行った服薬指導の薬歴を記載していきます。新入社員の中から代表者に薬歴の内容を発表してもらい、教育情報部からフィードバックと薬歴記載のポイントについて振り返りを行いました。一人ひとり服薬指導が違うため、薬歴の内容も異なり決まった正解はありませんが、患者さまが再度ご来局された際に、質の高い服薬指導ができるような薬歴を作成することが大切になってきます。
研修の終盤には、前回の薬歴をもとに服薬指導を行うロールプレイの発表を代表者に行ってもらいました。服薬指導にまだ慣れていない状況かつ大勢の前に登壇して発表するのはとても緊張したかと思いますが、グランドルールであった「失敗も含めて楽しむ」を体現し、患者さまへの細やかな気遣いが感じられる丁寧な服薬指導を実演してくれました。
服薬指導で“伝えた”ことが必ずしも患者さまに“伝わる”内容になっているとは限りません。患者さまに伝わり理解してもらえる服薬指導を心掛け、患者さまから信頼される薬剤師になってほしいです。

「週刊！薬剤師ブログ」では全4回にわたり新入社員研修の様子をレポートしてきましたが、ご紹介しきれなかった研修内容がまだまだたくさんあります。
ぜひ日本調剤のインターンシップに参加し、採用担当や先輩社員から直接話を聞いてみてください♪

▼日本調剤のインターンシップ予約はこちらから
https://www.nicho.co.jp/internship